littleMYの日記

自分が経験して、考えたことを記録するブログです。

【映画レビュー】 この世界の片隅に

 

皆さんは、『この世界の片隅に』というアニメ映画をご存知ですか?

 

 

私は先週見てきました!

 

konosekai.jp

 

 

のんさん(本名:能年玲奈)の改名後初作品です。それと同時に、片渕監督が6

年以上もの歳月をかけて制作された映画です。作品に惚れ込み、何度も夜行バスで広島まで足を運んだそうです。

 

アニメ映画化にあたって2015年にクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で制作資金を募集し、82日間の募集期間中に目標金額を大きく越える約3,600万円の資金を集めてようやく完成した映画でもあります。

 

また、原作者のこうの史代さんが

私たちは戦争を生き延びた人たちからしか生まれてきていない。

その人たちに敬意を示して、生きていきたい。

 

といっていました。それだけでの熱意がすごいのに、

 

更に見た人たちからの絶賛の声がスゴい、、、、

 

 

それだけでも、私はワクワクするのにいざ見てみると、、、凄い!!!

 

初めは、のんさんのナレーションがしっくりこないような気がしてしまったのですが、そうでは全くなく、主人公すずの心情の変化がよくわかり、とてもぴったりだなと感じました。

 

また、映画の内容のその緻密さに驚きを隠せないです。

 

背景の丁寧さに加え、時々出てくるすずが描いた絵。

 

さらにはその当時の生活を衣食住に至るまでまるでそこに自分もタイムスリップしているかのように、すずが丁寧に説明までしてくれていて、、、なんだかほっこりもしてしまいました。

 

戦争のさなかでも、生きなきゃいけない現実だけれど、そのなかで普通に生きていくことは難しい。

 

だけれど、いかに自分でその普通じゃない環境でも、なんでも生きていかなきゃいかんのです。。。とサッというすずが、本当に自分も一緒に住んでいる感覚になりました。

 

さらに、音楽のコトリンゴさんがまたいいです。

優しく、隣にいてくれて、でも本質を優しく伝えてくれていて、、、

 


コトリンゴ -「 悲しくてやりきれない 」

 

最後のコトバも、また、

ありがとう。この世界の片隅にうちを見つけてくれて。

という言葉が、本当に深く、、、、人生って人に見つけてもらえることほどうれしいことはないんじゃいかなと感じました。

 

 

いや~、本当に見終わった後、心があったかい気持ちになったし、

ひとつひとつ意味のあるものなんだよな~と感じました。

 

 

★★★

参考までに、、この世界の片隅に   ドラマもあります。。。

 

びっくりしました。しかし、ドラマとアニメの世界観は違うので。

ドラマだと人間臭さがものすごく出ていて、、、

 

私はやっぱりアニメの方が、好きだなと感じました。

 

終戦記念スペシャルドラマ この世界の片隅に