面子
『あなたの国でコミュニケーションをとるうえで重視していることは、何ですか?』
この問いは学校で出された宿題で、友人の台湾の子が、一生懸命に考えていました。そのチェックを頼まれた私ですが、奥が深いぞと感じました。
普段なかなか語学の勉強をしている人が近くにいないので、その子はどんな勉強しているのか気になりますよね。ということでちょっと紹介。
日本語学校では、日本語を自分で考えて話す能力を育てるために、グループディスカッションが多いらしい。そのうえで重視するのは、ただ話をするだけでなく、自国と日本の比較が多いらしい。
自国と日本を比較することにより、違いがより顕著にわかりますよね。
また、日本の文化や社会、生態の仕組み等幅広くディスカッションするようで、私自身も知らなかったことを、日本語で教えてくれるので、とても為になります。
普段何気なく使っている日本語の正しい、正しくないのことは、ネイティブの私達にしか感じられない、無意識のうちにわかることが多いようで、それを勉強することはとても大変なようです。日本語は擬音語も多いし、ひらがな、カタカナ、漢字と多いので。
話を戻すと、『コミュニケーションで何を重視するのか?』ということで、
台湾の子は、中国・台湾では、『面子』を重視する傾向が多いそうです。
優先順位は①面子②お金③家族 が多いそうです。
日本の感覚ではあまり理解が難しいですが、『面子』。。。。。
たとえば、お金がないのに、相手によく思われたいと思い、ご飯を御馳走するなど、、、
日本でもそういう感覚がありますが、とくに台湾・中国ではその意識が特に重きをおいているそうです。ただ、最近の若者は海外のことにも目を向けているので、必ずしも面子のみに重きを置いている人ばかりではないようですが。
そう考えると、日本の優先順位は何でしょうか?
空気を読むこと?そんな気がしてしまいます。