映画レビュー 『銀の匙』
深夜に地上波初放送された『銀の匙』を見ました。
とにかく、現実的だなと感じました。私は農家の生まれでもないもで、全く知らない環境がそこにあることに、驚きました。
正直、自分は小さい頃から好きに生きてきた部分があり、農家の子みたいに、将来のことや親の後を継ぐということに対するプレッシャーが全くなく、自分で考えて、好きな道で進んできた部分においては、制限なく、自由な環境だったんだなとしみじみ感じました。
子供のときから、親の手伝いをするのが当たり前、動物の世話をするのが当たり前、、、そんな生活をしている農家の子供たちは時に息苦しさを感じることもあるのかもしれませんが、私から見たら、自然の中でたくましく育ち、自然の素晴らしさを感じられ、さらには自分たちで作った作物を食べ、成長できるのは、本当にすごいことで、羨ましく思います。
一方で農家の子供たちは、サラリーマン家庭が羨ましく思うのでしょうが。それは、きっと私も農家の子供だったら、思ったのかもしれませんし、ないものねだりなのかもしれませんがね。
映画で『銀の匙は生まれたときから農家の子供が持っているもの。一生食べるのに困らない』そんな話をしていました。確かに、お金も大切ですが、一番は食べ物に困らないことの方が必要ですからね。
この映画を通して、主人公を通して、家畜を育て、出荷し、食べる。この一連の行為から、【食べるという行為は命を頂く】さらには、必死に生きなければいけないんだなということを感じました。
農家の人は、【家畜=経済動物】として農家の人は考えることで割り切り、感情を殺しているようにも思えました。
常にその現場で隣り合わせだからこそ、食べ物の必要性をより感じているようです。
以前見た、
も、思い出しました。
とても、何かを感じる映画でした。ぜひ、見ていない人は、、、!!