日本食品標準成分表2015年版
みなさんは、日本食品標準成分表ってご存知でしょうか?
栄養士の皆さんは、もちろん知っていると思いますが、
文部科学省が出している、食品の栄養の基準値が策定されているものです。
ちょうど2015年にできました!
しかし、できたといっても2015年の12月。。。。。
約2か月前です。。。。
今回は、その成分表についてまとめてみようと思います。
そもそもなんで、文部科学省がと思う方が多いと思いますが、
もともとは、科学技術省だったそうで、
それを振り分けるときにたまたま文部科学省が食品成分の分野を引き受けたから
だそうです。
正式には、文部科学省科学技術・学術政策局政策課資源室 の担当だそうです。
そんな、食品について知らない人で大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、
実際は、農林水産省から出向という形で来る方が担当しているそうです。
さてさて、成分表を策定する目的は何でしょうか?
★国民の健康に直接寄与するためです!!
具体的には、
- 学校給食の管理
- 病院給食の管理
- 栄養カウンセリング
- 家庭での日常生活
です。
健康行政として、
- 食事摂取基準
- 国民健康栄養調査
- 食糧需給表
- 自給率
- 食品規格
に関与しています。
成分表の成分値について
- 日本人が常用する食品の全国的な平均値
- 原則として、1食品1成分値
改定のたびに、現代の日本人の嗜好に合わせて、どんどん種類を増やしています
そして、この食品成分表を読むと
- 日本の食生活
- 分変動要因
- 精度の高い栄養計算・栄養指導
- 科学的根拠に基づく食育
がわかります。
とても専門的な分野が入っていて、読み応えたっぷりの本ですが、
栄養についての教科書といっても過言ではありません。
インターネットで公開しているので、
栄養士はもちろんのこと、栄養につい興味があるなーという方は、
ぜひ一度目を通してみてくださいね。
ただ、すごく疲れます。
私達栄養士は、意外と頭を使いまくっていますよ。
全部適当に仕事をしているわけではないので。
学校で学んでいるときよりも、社会人になってからの方が、
必要に迫られて勉強しています(笑)
文部科学省が書いているもの以外のものは、
この元を参考に、独自に解説しているものです。
主に成分値だけを乗っているだけなので、
科学的根拠について、述べられているものは少ないようです。
根拠がしりたーーーーいっという方はぜひ、文部科学省のものを読んでくださいね!
私もこれから、気合をいれて、読む予定です。。。。。
どんな発見があるのか、以前との違いがあるのか、楽しみです!!!