littleMYの日記

自分が経験して、考えたことを記録するブログです。

よい子。

保育園に働くようになって、保育雑誌も興味があって、読むようになりました。

その中で「よい子」という記事を読んだときに、とてもびっくりしたのを覚えています。

 


「よい子」は生きる上で困難を生じさせることがある

普通の人からしたら、何で?となると思います。

みんな親はよい子に育てようと思って、頑張っているんじゃないのかと。

しかし保育の観点から見ると、それは間違えだということに気づきます。

どういうことかと言いますと、、、

よい子は、

  • 人の気持ちに敏感(優れた資質)
  • →何を望み、何を求めているのか汲み取る
  • →自分のことは、後回し



  • 主体性にかける
  • 人の機嫌を伺いながら、動く消極性
  • →心の居場所、不安
  • 表面的で、希薄な人間関係

よい子は社会の適応に強い。

それは自分を殺し、他者の目を気にしながら適応した結果。

側から見たら全く問題ないようだけれど、 自分を殺して生きていたら、必ずどこかで無理が生じ、壊れてしまう。


よい子は、他者が求めていることを提供することにより、自分を支える。

しかし、他人に自分の支えを委ねてしまうと、揺らぐ。

どうしようもできなくなる。

どうしようもならないと、フリーズしてしまう。

ひいては、生きるのに疲れ、壊れてしまう。


大人でも、同じ状況に陥る可能性もある。

とくに、会社員。

うつ病など、、、

それを打破する為には、自分の本音を確認し、表現すること。

それしかない。

親はよい子に教育するのではなく、子どもの個性を発揮できるような環境づくりこそ大切なんじゃないのかな。

よい子に育てられた子供が、成長して大人になったときに、教育の弊害に気づいていくんじゃないのかなと思います。